2022.02.24

敏感肌に優しい化粧水の選び方とそのスキンケア方法

敏感肌の人は化粧水を選ぶだけでも大変です。

考えることが多くて参りそうです。しかし、考えるべきことはもっとシンプルです。敏感肌とは何か、自分の肌に合わない成分や化粧水は何かを理解することで敏感肌でも化粧水の選択がしやすくなります。

敏感肌はどんな状態なのか

バリアが整っていない肌

敏感肌の定義は人によって異なると思いますが、共通して言えることが「刺激を感じやすいこと」です。刺激を感じる機会が多いと敏感肌だと思う方が多いようです。それではどのような場合に敏感肌だと感じるのか、自分がなぜ敏感肌なのか考えていきましょう。

敏感肌とは何らかの理由で肌本来のバリア機能が働いていないために、外部からの刺激を受けやすくなっている状態です。

「今まで肌が荒れたことはない！」という方も季節の変わり目やストレスによって簡単に敏感肌になります。

基本的にどんな化粧水を使っても荒れない！という方でも「この化粧水だけ刺激に感じる」という方はいると思います。

人の肌はひとりひとり異なるため、多くの人に愛されている商品だからといって自分の肌には合わない成分もあります。

では実際に化粧水を選ぶ際に、何を基準にすればいいのかを説明していきます。

成分には刺激になりやすいものと刺激になりにくいものがあります。刺激になりやすい成分としてよく知られているものだとパラベンと呼ばれる化粧品の使用期限を担保するために使用される防腐剤や、エタノールなどのアルコール類がそれに当たります。

また刺激になりにくい成分でも、時には肌荒れを引き起こすことがあります。

例えば、特定の植物成分が人によっては肌に合わず、刺激を感じるなどです。その場合は今まで使ってきた化粧水とその化粧水の成分表を見比べて何が刺激になったのかを調べることが重要です。少し面倒に感じるかもしれません。しかしこの作業をすることで自分が刺激に感じる成分を絞ることができます。

そうすることで今後化粧水を購入するときに自分の肌に刺激になりやすいものを排除することができます。結果的に肌荒れのリスクも減らせて、使えない商品を買うリスクも減ります。

人体最大の器官と呼ばれている肌の役割の一つにバリア機能があります。これは肌の表面の皮脂膜という皮脂と水分のバランスが保たれていることで機能します。そのため、きちんと保湿することによって敏感肌の予防と対策になります。

肌への刺激は成分の科学的な部分だけではなく、物理的な刺激も含まれます。例えばスキンケアの際に摩擦が多いと敏感肌を助長してしまう可能性があります。しかしスプレータイプの化粧水を取り入れれば、肌に触る回数を減らすことが出来ます。

現在自分の肌に合っている化粧水を利用できている人にも知っておいていただきたいのが化粧水の付け方です。少し工夫するだけで効果を最大化しながら、肌への刺激を軽減することができます。

化粧水をつけるときに意外と盲点なのが、手を洗うことです。化粧水をつける前に手を洗うことによって、肌トラブルを誘発する要因を排除することができます。また、手が水分を含むため手に化粧水が染み込みにくくなり、顔の角質層にしっかりと化粧水が浸透します。

スキンケア全般に言えることですが、肌に摩擦を与えないことは敏感肌にも重要です。

摩擦は肌を敏感に傾けるだけではなく、シミやしわを誘発するので意識してみてください。

化粧水に保湿成分が多く含まれていても必須なのが保湿剤です。乳液やクリームなどの油性に近い成分で肌に蓋をしてあげることによって水分の蒸発を防ぎます。これによって肌が本来持っている皮脂膜というバリアの役割を擬似的に作り出すことができます。

使い方：洗顔後、目を閉じお顔から２０センチほど離して、４～６プッシュお顔全体と首元にスプレーします。　他にも手やコットンに吹きかけてから顔に塗布する使い方もできます。

化粧水はスキンケアで大事なステップである一方、刺激にもなりやすいです。敏感肌にも合う化粧水を正しく選択して、スキンケアに活用しましょう！

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