なぜ男性にもスキンケアが必要なのか

STEP1. クレンジング

■ 目的:

メイクや日焼け止め、皮脂汚れを溶かして落とす

男性でも日焼け止めやBBクリームを使用する方が増えています。これらの油性の製品は、通常の洗顔だけでは完全に落としきれません。クレンジングは、毛穴に詰まった皮脂や汚れを効果的に取り除き、次のスキンケアの浸透を高めます。

■ 使い方:

1. 乾いた手に適量を取る
2. 顔全体に優しくなじませ、メイクや汚れを浮かせる
3. 少量の水を加えて乳化させる
4. ぬるま湯でしっかりと洗い流す

STEP2. 洗顔

【全肌質向け】ジェル洗顔料

【混合肌・乾燥肌向け】クリーム洗顔料

【くすみ・ざらつき向け】泡立てないジェルタイプ

■ 目的:

汗、皮脂、古い角質、環境汚染物質を取り除く

洗顔は、スキンケアの基礎となる最も重要なステップです。男性の肌は皮脂分泌が活発なため、朝晩の洗顔で余分な皮脂や汚れをしっかり落とすことが大切です。ただし、洗いすぎは肌のバリア機能を低下させるため、適度な洗浄力の洗顔料を選びましょう。

■ 使い方:

1. ぬるま湯で顔を予洗いする
2. 洗顔料を手に取り、よく泡立てる
3. Tゾーン（額、鼻）から洗い始め、頬、あごへと広げる
4. 指の腹を使って円を描くように優しく洗う
5. ぬるま湯で泡が残らないようにしっかりすすぐ
6. 清潔なタオルで優しく押さえるように水分を取る

STEP3. 酵素洗顔パウダー

【普通肌・混合肌向け】

【敏感肌・乾燥肌向け】

【オイリー肌・年齢肌向け】

■ 目的:

通常の洗顔では落としきれない古い角質や毛穴の汚れを酵素の力で分解

男性の肌は角質が厚くなりやすく、毛穴詰まりやくすみの原因になります。酵素洗顔パウダーは、タンパク質を分解する酵素の力で、古い角質や毛穴に詰まった皮脂を優しく取り除きます。肌のザラつきが気になる方、毛穴の黒ずみが目立つ方に特におすすめです。

■ 使い方:

1. 濡れた手のひらに適量を取る
2. 少量の水またはぬるま湯を加えて、よく泡立てる
3. 特にザラつきや毛穴が気になる部分（鼻、額、あご）を中心に優しくマッサージ
4. 顔全体に広げ、円を描くように馴染ませる
5. ぬるま湯でしっかりと洗い流す
6. 洗顔後は必ず保湿ケアを行う

STEP4. ミスト化粧水

【全肌質向け】ラベンダーの香り

【年齢肌向け】ダマスクローズの香り

【乾燥肌向け】センチフォリアローズの香り

■ 目的:

肌のpHバランスを整え、水分を補給し、次のケアの浸透を高める

洗顔後の肌はアルカリ性に傾き、乾燥しやすい状態です。化粧水は肌を弱酸性に戻し、水分を補給することで、肌のコンディションを整えます。また、その後の美容液やクリームの浸透を促進する役割もあります。

■ 使い方:

1. 洗顔後、タオルドライした肌に使用する
2. 4〜6プッシュを顔全体に吹きかける
3. 首やデコルテにも忘れずに塗布する
4. 手のひらで顔全体を包み込み、体温で浸透させる

STEP5. 美容液（セラム）

【ビタミンC】ざらつき・くすみ・乾燥

【ヒアルロン酸・ポリグルタミン酸】乾燥

【グルタチオン・ペプチド】しわ・ハリ

【ナイアシンアミド】くすみ・しみ

■ 目的:

特定の肌悩みに集中的にアプローチする

美容液は、高濃度の有効成分が配合された、スキンケアの中で最も効果的なアイテムです。シワ、シミ、毛穴、ニキビなど、それぞれの肌悩みに特化した美容液を選ぶことで、効率的にケアすることができます。

■ 使い方:

1. 化粧水が肌に馴染んだ後に使用する
2. 適量（パール粒1〜2個分）を手に取る
3. 気になる部分を中心に、顔全体に優しく馴染ませる
4. 特に悩みのある部分には重ね付けする
5. 軽くプレスするように浸透させる

STEP6. 保湿クリーム

【全肌質向け】軽やかに肌をうるおす

【オイリー肌向け】オイルフリーの保湿クリーム

【乾燥肌・ニキビ・ダウンタイム中向け】保湿ジェルクリーム

■ 目的:

水分と油分を補い、肌のバリア機能を強化する

保湿クリームは、スキンケアの仕上げとして、肌に蓋をする役割を果たします。化粧水や美容液で補った水分が蒸発しないように保護し、外部刺激から肌を守ります。男性の肌は皮脂が多いため、ベタつかない軽いテクスチャーのものを選ぶのがポイントです。

■ 使い方:

1. 美容液が肌に馴染んだ後、最後のステップとして使用する
2. パール粒大を手に取る
3. 両手のひらで温めてから顔全体に広げる
4. 内側から外側へ、下から上へと優しく馴染ませる
5. 乾燥しやすい目元や口元には重ね付けする
6. 首やデコルテにも忘れずに塗布する